「雨の日になると体調不良が出る」

「雨が続くとなんとなく調子が悪い」

という方、いらっしゃいませんか?

それにしても、雨降りすぎですね💦

そして台風も来すぎです。

涼しいのは嬉しいんですが・・・

テレビでも最近「長雨疲労」なんて言葉が出てきてますよね。

頭が痛い。
身体が重い。
めまいがする。
なんか眠い。
逆に眠れない。
イライラする。
暑いんだか寒いんだか分からない。
そして、なんとなく気分も上がらない。

「別に風邪でもないし……なんなんだろう?」

という感じで。

雨が続いて体調が悪いと、

「湿気のせいかな?」

と思うかもしれません。

もちろん、それもあります。

でも今のように雨や台風が続いて、気温まで上がったり下がったりしている時期は、身体の中ではもう少しいろいろなことが起きています。

湿度だけじゃない。
気圧も変わる。
気温も変わる。
それに合わせて自律神経も働く。

そこに、もともとの体質や生理周期、更年期、睡眠不足や疲れまで重なってくる。

そりゃ身体も大変ですよ😵‍💫

ここからは、どのように体に負担がかかってくるのかをみていきましょう!

寒暖差が大きいと、自律神経にも負担がかかるんです

昨日は暑かったのに、今日は寒い。

朝は寒かったのに、昼は暑い。

最近、本当に多いですよね。

私たちの身体は、そのたびに体温を一定に保とうと調節しています。

寒くなれば血管を収縮させて熱を逃がさないようにしたり、暑くなれば熱を外に逃がそうとしたり。

つまり、

自分は普通に生活しているだけなのに、身体は結構頑張っている。

寒冷刺激では交感神経が働き、血管を収縮させる反応などが起こります。

こうした環境の変化が続けば、

「最近、肩がガチガチ」
「なんか寝つきが悪い」
「手足が冷える」
「頭痛が増えた」
「身体にずっと力が入っている気がする」

ということも起こりえます。

「何もしてないのに疲れるんです」

という方もいますが、身体からすると何もしていないわけではないんですね。

外の環境に合わせて、ずっと調節してくれています。

雨や台風では「気圧の変化」までやってくる

さらに雨や台風。

今度は気温だけでなく、気圧も変化します。

気圧の変化に伴って、

  • 頭痛・片頭痛
  • めまい
  • 耳の詰まり
  • だるさ
  • 眠気
  • 吐き気
  • 首や肩のこり

などを感じる方がいます。

いわゆる「気象病」「天気痛」と呼ばれるものですね。

そして、意外と見逃せないのが喘息です。

国内の気管支喘息患者189人を対象にした調査では、喘息を悪化させる外的要因として「天候」を挙げた方が、非喫煙者で33%、既喫煙者で39%いました。

「台風が来るとなぜか喘息がひどくなるんです」

というのも、気のせいと片づけられないんですね。

※喘息と天候についての論文はコチラ

更年期の方は「暑い・寒い」がさらに複雑

そして30〜50代の女性とお話ししていて、もうひとつ気になるのが更年期です。

ただでさえ、

「急に暑い!」
「汗が止まらない!」
「でも手足は冷たい」
「夜になると暑くて目が覚める」

など、体温調節にまつわる不調が起こりやすいセンシティブな時期。

そこへ外の気温まで上がったり下がったりすると、

もう身体からしたら「どっちやねん!」状態です。

実際、955人の女性を最長10年間追跡した研究では、ホットフラッシュや寝汗、睡眠トラブルに季節による変化がみられました。

症状が最も少ない時期と比べてピーク時には、

ホットフラッシュを訴えるオッズが66%高く、
寝汗は50%高く、
睡眠トラブルは24%高い

という結果でした。

しかも、ホットフラッシュの季節変動は日本人女性で比較的大きくみられています。

だから、

「最近、更年期が一気に悪化した気がする……」

と思っても、身体そのものが急に大きく変わったとは限りません。

季節や気温の影響が重なって、いつもの症状が強く出ていることもあります。

これ、知っているだけでも少し安心しませんか?

※更年期症状と季節変化についての論文はコチラ

※更年期についてのFuwari薬局のプログはコチラ

漢方でも「雨=水滞!」だけではありません

漢方では、雨や湿度の高い時期には「水」の動きを考えます。

たとえば、

  • むくみがひどい
  • 身体や手足が重だるい
  • 胃が重たい
  • 痰が増える
  • めまいがする
  • 頭が重い
  • 片頭痛が悪化する
  • とにかくだるい

こんな方。

たしかに「水」の影響は考えたいです。

でも。

雨が続いている。
湿度が高い。
台風も来る。
気圧も変わる。
暑くなったり寒くなったりする。

ここまで重なったら、

もはや、

「雨ですね。水滞ですね。」

だけで考えられるほど単純でもありません。

頭痛ひとつとっても、

肩や首がガチガチになって起こる緊張型頭痛っぽい症状と、ズキズキする片頭痛っぽい症状が一緒に出たり。

暑いんだか寒いんだか分からない汗が出たり。

なんだか気分が下がったり。

逆に妙に興奮してイライラしたり、眠れなくなったり。

どうすんねん!って。
(代表が関西歴が長く、時々関西弁が出るのはご容赦を)

でも、実際の身体ってそれくらい複雑なんです。

ただ、何も指標がないと「何を意識して取り組めばよいのか」が分かりにくくなってしまうと思うので、まずはざっくりと2つの影響を挙げてみます。

➀「水」の影響が強そうな人

雨が続いてから、

「むくむ」
「身体が重い」
「胃も重い」
「めまいがする」
「頭が重い」

という方。

漢方では、身体の中の水分がうまく巡らず偏っている「水滞」という状態を考えることがあります。

特に、

むくみ・重だるさ・胃の重さ・痰・めまい・頭重感

などが一緒に出ている場合は、「水」の状態も確認したくなります。

②緊張が強くなっていそうな人

逆に、

「雨なのに、だるいというより妙に身体が緊張している」

という人もいます。

たとえば、

イライラする。
眠れない。
肩や首がガチガチ。
身体に力が入る。
冷えるのに、ほてる。
汗も出る。

こんな感じです。

寒暖差などの環境変化に身体が対応する中で、自律神経の働きが変化している可能性もあります。

だから同じ「雨の日の不調」でも、

みんな同じ身体の状態ではありません。

ここ、とても大事です。

そして、そこに「あなた自身の体質」が重なります

そして最後に、もうひとつ。

私はこれを結構お伝えしたいです。

「体質」って、ずっと同じじゃないんです。

「私は冷え性だから冷えタイプ」
「私は水滞だから、いつも水の漢方」

と思っている方も多いのですが、

もちろん、その人がもともと持っている傾向はあります。

でも身体って、

生理前と生理後でも違います。

寝不足の日も違います。

ものすごく疲れている日も違います。

真夏と真冬でも違います。

更年期に入れば、また変わります。

そして当然、

雨が何日も続いているときだって変わります。

漢方では、身体は常に変化していくものとして見ていきます。

だから、

「前にこの漢方が効いたから、今回もこれ!」

とは限らないんですね。

「いつもの私」と「今日の私」は、ちょっと違うかもしれない

気温差や気圧、湿度など、外から受ける影響による不調は、普段の体調とは少し切り分けて考える必要があります。

でも、完全に別物でもありません。

もともとの体質があって、

そこに、

雨、湿度、気圧、気温差、睡眠、疲れ、ストレス、生理周期、更年期。

いろんなものが重なって、

「今日の身体」

ができています。

「雨の日になると頭が痛い」
「台風が来るとめまいがする」
「最近やたら眠れない」
「更年期が急にひどくなった気がする」
「いつもの漢方が、なんだか今は合わない気がする」

そんなときは、

「私は○○体質だから」

だけではなく、

「今の私の身体、何が起きているんだろう?」

と見てあげてください。

最近なんとなく調子が悪いなあ、という方。

気合いが足りないわけでも、気のせいでもなく、

身体がこの目まぐるしい天候についていこうと、毎日一生懸命調節している途中なのかもしれません。

雨続きでちょっとしんどい時期ですが、

「だから最近こんな感じだったのか!」

と、自分の身体を知るきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

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