今回は私の漢方体験談を語ろうと思います。

私は胃腸が弱く、毎回食事をして3時間くらいたつと必ずといっていいほど胃がもたれ、消化剤(食物の消化を助ける酵素)を服用している状況でした。ひどいときは腹痛も起こしていました。消化がよさそうなおうどんを食べてももたれるので、油ものなんて食べた日にはもう使い物になりません。外食をする際も消化剤持参で挑みます。鞄に消化剤が入っていない時はもう・・。

私の場合食欲がないわけでもなく、食事は生活の楽しみのひとつなので、好きなものが心置きなく食べられなくて気分もかなり滅入っていました。ちなみに私の好物は消化の悪そうな牛タンとアジフライです(笑)

そんなとき、漢方との出会いがありました。↓

【私の漢方服用日記】

1日目・・・まず腹痛がラクになった感覚あり。

1週間後・・・1日目と特に変わらず。腹痛は軽減の傾向に。胃もたれは相変わらずあるので続けてもいいのかと不安になる。

2週間後・・・食欲が増してきたような感覚あり。

3週間後・・・あれ、なんだか胃の重さがなくなっている!?消化剤を飲む頻度が徐々に減る。

4週間後・・・いつのまにか消化剤なくても胃もたれが起こっていない!

以後私は消化剤を手放すことができています。自分の体に自信をもつことができるようになりました。

一生消化剤と共に生きていく覚悟をしていましたが、漢方が私を救ってくれました。

漢方を飲み続けるということ

漢方服用日記でわかるように、続けていいか不安になった1週間くらいの時に薬をやめていたらこの感動は得られていたでしょうか?否です。すぐに効果が感じられる症状もありますが、私のように続けたからこそ効果が得られたという例もあります。胃腸の機能が落ちているような場合は比較的治療にお時間がかかります。

このことから、私たち薬剤師が飲み続ける必要性を患者さんにしっかりと伝え続けていく必要があると考えています。服用中に不安になったことは気軽に聞いて確かめていただければと思います。

最後に、私のような体験を多くの患者様にもしていただきたいと切に願っています。私もずっと胃腸が弱くて苦しんでいたので、同じような状況の患者さんのお気持ちに共感できると思っています。