患者さんの心理状態とは
体の不調があるとき、心に寄り添ってもらえないというのは非常に辛いものです。私自身も過去に、腹痛や便秘の不調や薬の副作用で悩んでいた時に病院の先生にその気持ちを理解してもらえなかった経験があります。「気の持ちようだよ」「体質だから仕方がないよね」と言われ、ものの3分ほどで診察を終えられてしまったのです。そのときの絶望感は、言葉では言い表せないものでした。「今後は一人で耐えなければならない」「病院では何も解決できない」と感じ、救いの手がなくなったように思いました。だからこそ、私の患者さんにはそんな思いをしてほしくないのです。
漢方相談へのこだわり
私が提供する漢方相談では、何よりも「心に寄り添う」ことを大切にしています。
私は、しっかりとお話を伺い、どのようなことに悩んでいるのか、どんな不安を抱えているのかをじっくり聞き取ることを心がけています。実際に、漢方を飲む前から「話を聞いてもらえただけで心が軽くなり、その日はよく眠れた」という患者さんもいらっしゃいます。
漢方医学の特徴:何気ない会話からの情報収集
漢方医学は、何気ない会話から多くの情報を得ることを得意としています。一見関係のないように思える雑談の中にも、その方が抱える本質的な問題を捉えるヒントが隠されています。漢方は全人的な医学であり、体だけでなく心も含めてトータルにケアをしていきます。
本音を引き出すための安心できる場づくり
患者さんの中には、医療関係者にはなかなか本音を言いにくい方が多くいらっしゃいます。「こんな些細なことを言っていいのかな」「イライラしているとか言うと変に思われないかな」と躊躇してしまうのは私も経験からよく理解しています。
だからこそ、何でも話せる安全な空気を作ることを大切にしています。その空気こそが治療効果をもたらすことを知っていますので、これを徹底していくことをお約束します。
最後に
心に寄り添う漢方相談を通して、皆さんが少しでも心軽く、健やかな毎日を送れるよう、サポートしていきます。何かお悩みやご不安があれば、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの声をしっかりと受け止めます。